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なろう少女小説のススメ

なろう小説の中でも少女小説っぽい作品(独断)をレビューします。

レビュー:雪国の静けさが聞こえる。『冬眠休暇はいりません』

しんしんと降り積もる雪、それに吸い込まれる音、無音の世界。静けさの中、暖炉でぱちぱちと火が灯るような物語です。 『冬眠休暇はいりません』の、「冬眠休暇」とはなんぞや?というと、舞台である獣人の国レスタシアで、耳と尾を持つ住民たちが冬眠するた…

レビュー:勇者の姉は待つだけじゃない。『天上の青は謳う』

理想的な姉弟関係です。 『天上の青は謳う』は、勇者の弟はいるものの、彼の冒険には関わらないはずだった姉の小さな冒険の物語。 主人公、佐倉伊織(=イオリ)とその弟、佐倉悠樹(=ユーキ)は、日本人の父と異世界人の母との間に生まれ、ある時勇者の資…

レビュー:夢の中から甲冑の中へ…『黒騎士様の明日はどっちだ?!』

こういうの好きです。 『黒騎士様の明日はどっちだ?!』は、夢の中から異世界のとある国の神殿に祀られている甲冑の中にトリップしてしまうタイプの異世界トリップ小説。 その国の神殿には、建国の英雄が着用したといわれる二つの甲冑が祀られており、主人…

レビュー:猫獣人になってダンジョンを探索せよ!『猫の手でもよろしければ。~廃墟都市特殊部隊の新入り~』

なんだかとってもお久しぶりです…。ぼちぼち続けていきたいと思いますよ。 本日は遊森謡子さんの異世界トリップモノ『猫の手でもよろしければ。~廃墟都市特殊部隊の新入り~』をご紹介します。 子猫を抱えていたせいか、成人女性のチヤコは、「ムシュク・ド…

レビュー:純和風絵巻物語『笛愛ずる娘と音霊の神霊』

しっとり和風のお伽話をご紹介。 『笛愛ずる娘と音霊の神霊』は、むかしむかしの日本のような、神様や妖かしが人間のすぐ隣に存在していた頃のお話。笹は貧しい家の長女として生まれ、器量よしではないがきょうだいの面倒をよく見る良い子。ただ、笛が好きで…

レビュー:ゲシュタルト崩壊する桶『桶は世界を巣食う』

ぶっちゃけ桶かんけーねーから!! 正直桶のくだり切っちゃってもいいんじゃないの?と思わないでもないんですが、きっと大事なことなんでしょうね! 以前紹介させていただいた『神様は、少々私に手厳しい! 』と同じ作者さんの作品です。 レビュー:シリア…

レビュー:ピンクの胞子撒き散らす系女神様『死に掛け女のぐーたら疫神生活』

疫神ってなに? 疫病神? というタイトルについての疑問はありますが、今日は「推理」ジャンルからこちらの作品をご紹介します。 女神様こと『私』はもともと社畜系プログラマ。元気に仕事をしていたのですが、友人から送られてきた謎の小包から発生した胞子…

レビュー:アジアの香りの恋物語『ほほえみの国の笑えない恋の話』

普段あんまり現代モノには興味が無い(だって現代なんてリアルで十分)な私ですが、これはタイトルに惹かれて読み始めてしまいました。ほほえみの国、タイが舞台の恋愛ストーリー。リア充爆発しろ! 私は東南アジアへ旅行に行ったことはないのですが、文章か…

レビュー:マニュアル人間は嫌われる『召喚聖女籠絡マニュアル』

異世界にトリップして、何もない荒野で数日間彷徨う。もう死ぬんじゃないか、と思った時に差し伸べられる救いの手。それで、その手の持ち主がイケメンだったりした日には、若いおなごなら恋に落ちて当然。……異世界トリップの定番ストーリーはだいたいいつも…

レビュー:悪役令嬢は悪役目指してまっしぐら『アルバート家の令嬢は没落をご所望です』

乙女ゲー転生モノ、好きなんですが、いかんせんどの作品も長いのがネック。読み始めるのを躊躇う長さのが多い。ですがこの『アルバート家の令嬢は没落をご所望です』コンパクトにまとまった良作。「その後のお話」が始まってますが、本編がちゃんと完結して…

レビュー:巨大ロボットと女子高生『わたしは甲板清掃員(臨時)』

今どきガンダムもエヴァも興味ない女子なんておらんのですよ。ロボット=男性向けって図式はおかしい、もっと女の子向けの、気軽なロボットモノが増えてくれていいと思うんです。個人的にはフルメタル・パニックのアルと宗介のやりとりが大好きなんで、この…