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なろう少女小説のススメ

なろう小説の中でも少女小説っぽい作品(独断)をレビューします。

レビュー:ピンクの胞子撒き散らす系女神様『死に掛け女のぐーたら疫神生活』

レビュー 小説家になろう 完結済み 推理 異世界トリップ

疫神ってなに? 疫病神?

というタイトルについての疑問はありますが、今日は「推理」ジャンルからこちらの作品をご紹介します。

女神様こと『私』はもともと社畜系プログラマ。元気に仕事をしていたのですが、友人から送られてきた謎の小包から発生した胞子を吸って未知の病に侵されてしまいます。現代医療では打つ手が無い中、異世界から「特効薬」として召喚され、不老不死の女神として祀られることに。二百年以上引きこもり生活をしていた『私』は、いい加減女神の求心力が落ちているという理由で女神としての威光を世に示すため『神官長』に外に連れだされ、そこで事件に遭遇する…というお話。

奇跡も魔法もあるんだよ、な世界が舞台なんですが、神官長(イケメン)がトラック運転してたり、なんか聞いたことある地名が出てきたり、温泉上がりにはやっぱ瓶詰め牛乳だよねー、だったりと脱力系。閉鎖された村で起こる不思議な事件には、ともすれば某ホラーゲームみたいな結末が待っているのか…と思いきやそういうこともなく。まったり読める中編でした。完結済みです。

「推理」の本編とは関係ないですが、不老不死の『私』と、そんな彼女を女神として、特効薬として、あるいは異世界からのストレンジャーとして、そしてそれ以上の存在として暖かく見守る神殿の人々とのふれあいは、なんだか切なほっこりします。


死に掛け女のぐーたら疫神生活(作者:楠瑞稀)